FAXDMのデザインは、営業効率を高める上でとても重要な要素です。
「チラシ型、レター型のどちらがいいのか?」「色使いはどうするべきか?」など考える項目は多数あり、慣れていない人にとっては大きな負担に感じるでしょう。
本記事では、FAXDMのデザインに必要な基礎知識から反響率を上げるコツまで解説します。
ぜひ本記事を今後の営業活動に活かし、ビジネスの規模拡大につなげてください。
Contents
FAXDMデザインの重要性
「FAXDMの反応率がなかなか上がらない」と悩む声をよく聞きます。事実、多くの企業が送るFAXDMの反応率は、一般的に0.1〜0.3%にとどまると言われており、ほとんどが顧客からの応答を得られずに終わってしまいます。さらにFAXDMの反応率を上げるには、デザインにも力を入れる必要があります。
一目で興味を引き、内容を素早く理解できるデザインは、FAXDMにおける反応率を大幅に向上させます。反応率を上げるためのテンプレートの利用や、専属デザイナーによるオーダーメイドの制作など、工夫できるところはたくさんあります。
完全オリジナルのデザインを求める場合は、有料でプロに任せるのも選択肢の一つです。
FAXDMデザイン【基礎基本】
ここからはFAXDMをデザインする際に最低限しっておきたい基礎知識について解説します。ここでご紹介する内容は、FAXDMを受けとる側に迷惑をかけないためにも重要なことなため必ずご確認ください。
カラーは白と黒の2色にする
「FAXDMデザインに使う色は白と黒の2色のみ」これはFAXDMをデザインする際の鉄則です。
カラー・グレースケール印刷は、送信先のプリンターで出力できないこともあるため避けましょう。また、宣伝チラシのように色彩が多いデザインは敬遠されやすく、肝心な情報がすんなりと入ってこない場合もあります。
反対に白黒デザインは情報が整理され読みやすく、顧客の興味を惹くメリハリのあるデザインに仕上げることが可能です。
シンプルな色遣いを心がけ、情報がクリアに伝わるようデザインしましょう。
写真は必要最低限に抑える
写真や画像の多用は、データの容量が大きくなります。そのため、FAXDM送信のコスト負担も増えてしまいます。また、受信側のインクを無駄に消費してしまい悪い印象を与えてしまうため、写真の掲載は必要最低限に抑えましょう。
どうしても写真を載せたい場合は、わかりやすく、伝えたいメッセージを補強するものを選び、受けとる人の心に瞬時に響くデザインを目指しましょう。写真の代わりに白黒イラストを載せるのも効果的です。
FAXDMを受け取る側のコストや心理的負担を少しでも軽くすることで、よりFAXDMのメッセージが伝わりやすくなるでしょう。
A4/B4サイズに合わせる
せっかくいいデザインができあがっても、用紙のサイズが合っていないと元も子もありません。妙に余白が多かったり、肝心なところが見切れていたりしたら「この企業は仕事が雑だな」とDMを受けとる側は感じてしまうでしょう。
DMをデザインする際は、見やすさやインパクトだけでなく、プリンターの用紙サイズにしっかりと合っているかの確認も忘れてはいけません。
FAXDMデザイン【2つの型について】
FAXDMには、大きく分けて「チラシ型」と「レター型」の2つのタイプがあります。まずはそれぞれの特徴を掴み、自社にマッチしたデザインを選びましょう。
チラシ型デザイン
チラシ型は、普段郵便受けに入っているスーパーや新店舗開店のチラシのようなデザインです。
目にした瞬間に興味を引くチラシ型デザインは、その鮮やかなビジュアルで商品やサービスの魅力を直感的に伝えます。色彩豊かな画像やキャッチーなフレーズを用いれば、一瞬で顧客の心をつかめるでしょう。
レター型デザイン
レター型は、広告色を前面に出さないデザインです。そのため、受けとる側が「何か大事な知らせかもしれない」と思い、一度は目を通してくれる可能性が高いでしょう。
このデザインの最大の魅力は、商品やサービスの詳細を丁寧に伝えることができる点です。インパクトよりも商品の特徴や強みを活かしたい時、レター型デザインは力を発揮します。
FAXDMのチラシ型デザイン【メリット・最適な商材・注意点】
ここではチラシ型のメリットと最適な商材について解説します。ここで解説しているポイントをしっかりおさえることで、送信先に不快な思いをさせず、より反応率の高いFAXDMが作成できるでしょう。
チラシ型デザインのメリット
チラシ型デザインは、商品やサービスの魅力を直感的に伝える強力な手段です。チラシ型ならレイアウト次第で一瞬で顧客に自社商品のメリットや価格、キャンペーンの良さを伝えられます。
クーポンや特典などを目立たせ、顧客のアクションを促したい時なども効果的です。
チラシ型デザインが最適な商材
チラシ型デザインは、以下のような商材に適しています。
価格面で強みがある商材:「○○%off」などお得なキャンペーン情報を記載することで、顧客の関心を瞬時に惹きつけます。顧客のメリットが分かりやすい商材:顧客が一目で利益を感じとれるサービスや商品であれば、チラシ型デザインを使い効果的に訴求できます。
飲食店の集客や新商品の販売:新しいメニューや特別なプロモーションを魅力的に伝えられます。
チラシ型デザインの注意点
チラシ型デザインを作成する際には、注意しておきたい2つのポイントがあります。
【広告色を強くし過ぎないこと】
過度な広告色は、信頼性を損ねかねません。シンプルで信頼できるデザインが、顧客にも心地良い印象を与えるでしょう。
【受取側のインク消費も配慮する】
チラシ型デザインはレター型より写真や画像を多く使用するため、受けとる側のインク消費量が増加し、クレームに繋がるリスクも高まります。なるべく無駄を省き、シンプルかつインパクトのあるデザインを意識しましょう。
FAXDMのレター型デザイン【メリット・最適な商材・注意点】
ここではレター型のメリットと最適な商材、注意点について解説します。
レター型デザインは馴染みが薄いと感じる人も多いかもしれません。しかし、レター型を上手に利用すれば、チラシ型以上に大きな効果を発揮する場合もあるので、自社の商品にマッチしているかしっかりチェックしておきましょう。
レター型デザインのメリット
レター型デザインは、受け取った人が目を通しやすく、詳細な情報を伝えやすいという大きなメリットがあります。ライティング力次第で、より多くの反応を獲得できるでしょう。
また、文字がメインのデザインなため、送信コストや送信先のインク消費量が少ないことも大きな強みです。
レター型デザインが最適な商材
レター型デザインは、以下のような商材に特に適しています。
セミナーの集客:参加者を集めるため、セミナーの魅力を詳細に伝えたいというときはレター型が効果的です。
高額商材の販売:商品のメリットや価値を細かく伝えることで、高額商品へのアクションを促します。
新サービスの紹介:新サービスの特徴は、直感的なDMではなかなか伝わりません。より詳細に説明できるレター型がおすすめです。
認知度が低い商材の宣伝:認知度が低い商品でも特徴やメリットを細かく説明することで、より顧客の興味を惹くことが可能です。
チラシ型で反応が薄かった商材:チラシ型でうまくいかなかった商材も、レター型でアプローチすると問い合わせがくることもあります。
レター型デザインの注意点
レター型デザインを作成する際には、注意しておきたい2つのポイントがあります。
【情報を明確に伝える】
キャッチコピーの工夫や実績の提示、口コミなどを活用し、顧客の関心を惹きつける必要があります。
【フォントの工夫する】
相手に真剣さが伝わる内容なのはもちろんですが、フォントもあまりに形式ばっていては読む気が失せてしまいます。読みやすく、親しみやすいフォントを使用し、スムーズに読めるデザインを心がけましょう。
【デザイン戦略】FAXDMの反響率を最大化させる4つの方法
FAXDMは今もなお、多くのビジネスで重要なマーケティングツールとして活用されています。
ここでは、FAXDMの反響率を最大化させるための4つの方法をご紹介します。以下の戦略や注意点を確認し、FAXDMをより魅力的にデザインしましょう。
・フォントサイズは読みやすさを優先にする
・返信欄を設置する
・キャッチコピーを目立たせる
・フィードバックをもらう
フォントサイズは読みやすさを優先にする
読みやすさはFAXDMの効果を左右するとても重要な要素です。例えば、文字が小さすぎると読みづらいだけでなく、内容もうまく理解できません。反対に大きすぎる文字は圧迫感が強い上に、情報量が少なく見えてしまうことがあります。
受けとる側が内容をスムーズに理解し、興味を持続するためにも適切なフォントサイズを選びましょう。フォント選びの際は、ターゲットとなる顧客を深く理解することも大切です。顧客の姿をしっかりイメージできれば、より顧客の心に響くフォントが何かについて自然とイメージできるでしょう。
返信欄を設置する
FAXDMを受け取った人が興味を持った際に、すぐに反応できるよう返信欄の設置は必須です。
自社のFAX番号やメールアドレスなど連絡先を明確に記載し、間違っても相手先に自社の連絡先を調べさせることが無いように注意しましょう。
また、「今後のFAX案内は不要です」といったチェック項目を追加することで、送信先に自社の誠実さも伝わるでしょう。
キャッチコピーを目立たせる
FAXDMの最も重要ともいえる要素の一つが「キャッチコピー」です。冒頭のたった一文が読み手の興味を惹き、関心を抱かせる鍵となります。
キャッチコピーはFAXDMの最上部に配置し、見やすいフォントやサイズ調整をするなど、一目で内容が伝わるように工夫しましょう。視界に入っただけで商品の魅力が伝わるような優れたキャッチコピーは、反響率の大幅な向上につながります。
フィードバックをもらう
FAXDMの成果を最大化するためには、送信後のフィードバック収集が欠かせません。顧客の反応や感想を積極的に確認し、改善点がないか探りましょう。
いただいたフィードバックを次回のFAXDMに活かすことで、よりデザインが洗練され、さらに顧客との良好な関係を築くきっかけになるでしょう。
※FAXDMの反響率を最大化させる方法は、こちらの記事をご覧ください。
⇒【FAXDMの反応率】効果を最大限に高める9つの戦略と活用方法
FAXDMデザインなら「法人名簿エンジン」
より反応率の高いFAXDMをデザインするためには、企画立案やミーティングの開催などリソースの負担も発生します。そのため、ライティングからデザインまでを一括してプロに任せることで、人件費の削減だけでなく反応率も最大限に高めていくことができます。
弊社では専属のコピーライター、デザイナーが商品の魅力を最大に引き出す原稿、デザインの作成をサポート。お客様のFAXDMの反応率を最大値まで引き上げます。
ご相談・お見積りは無料ですので、いつでもお気軽にお問い合わせください。
まとめ
反響率が低いと言われているFAXDMも、デザイン次第では大きな成果が期待できます。
チラシ型とレター型の特性をそれぞれ理解し、自社の商材に合ったデザインを採用することが成功のカギです。
また原稿やデザインの制作をプロに頼めば、社内のリソースを使うこともなく、低コストで魅力的なFAXDM作成が可能です。
読み手を惹きつけるFAXDMをデザインし、新規開拓にむけて大きな一歩を踏み出しましょう。